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人生つんでる

よく「人生楽しそうだね」って言われますが割りと詰んでます

東京→名古屋キャノボしました

タイトル通りです。

初めての自転車関係の記事になりますが久々に長距離乗るヤツをやったので書きます。

 

キャノボというのは本来は東京↔大阪を24時間以内に走るヤツなのですが初級編というかイージーモード版で名古屋まで(から)やるヤツもあります。

簡易版とは言っても400キロくらいはあり、しかも寝ずに24時間走り続けるのはなかなかハードなのですが挑戦することになりました。それまでの一回の長距離走行は260キロ程度が最高だったのでそれよりも大幅に距離が伸び、しかも休憩なしということでかなり不安だったんですが結論から言うと22時間程度でなんとか達成しました。

もともと突発的にこんなことをやる気はなかったんですが、オタクが名古屋でやるイベントのために東京から自転車乗ってくると言い出したのでそれに便乗する形でやることになりました。今回は2人でやったことになります。実際平坦は空気抵抗を半分にできたので一人でやるよりはかなり楽だったと思います。(それでも時間ギリギリでかなりキツかったですが…)

同行したオタク氏(鍵!さん)の記事はこちら。

紙製のパスタ — #ふたりなら最速 プロローグ

計画としては8/20横浜でちゃおフェス(朝のイベント)→即出発→翌日の15時に名古屋であるイベントに間に合わせるというなかなかのハードスケジュールです。時間的には27時間ほどあるんですがなにせ初めてのことなので間に合うのかかなり不安でした。

それでは時系列順に書いていきたいと思います。

僕は家が名古屋なので、帰る方向になります。もともとロングライドするときは家から出発して帰りが輪行というパターンしかやったことがなかったので今回は初めてのやり方です。東京には一度行ったことがありますが(そのときは途中で二泊して計3日かけた)逆のパターンは初めてで少し楽しみでした。

前日に輪行して東京入りし、別のオタクの家に泊めてもらう計画でした。東京まで行けばいいのですが、なぜか横浜で降りて(イベントの会場を見ておきたいというのもあった)そこからオタクハウスに向かうことにしました。電車を降りて自転車を組み立て始めたところ、なんと前輪のクイックリリースのエンドがありません。ネジ込みが甘かったのか、途中で落としてしまったみたいです。始まる前からいきなりの機材トラブルに先が思いやられます。

幸い近くにワイズロードがあるので、そこまで歩いていきました。さすがに輪行袋をかついだままは重すぎるのでホイールをビニールテープでぐるぐる巻きにしてなんとか固定して押して歩きました。(仮止めしてあるとはいえ、この状態で乗るのは危険すぎるので歩くしかありませんでした…)18時くらいに駅についたのですがグダグダしているうちに20時の閉店ギリギリになってしまいました。なんとかクイックリリースを購入して走れる状態にはなりましたが、早足で自転車を押しながらウロウロと歩きまわって、この時点でかなり疲労してしまいました。ここからすぐに寝れるわけでもなく、5~60キロほど先のオタクハウスまで行かなければいけません。初めての道で何度も地図を確認しながら走った結果、着いたのは23時頃になってしまいました。この後24時間寝ずに走らなければいけないのに、3時に日本橋集合という予定になっていました。(日本橋には国道1号始点がありキャノボのスタート/ゴール地点として有名です。)とりあえず少しでも寝ようとしたんですがいろいろあってなんと1時間しか眠れませんでした。正確には眠ってないです。それまで自転車乗っていて心拍数が高いままで全然寝付けず、ウトウトし始めたくらいでアラームが鳴りました。(完全に眠りに落ちてないので寝起きは異様に良かったです笑)正直行きたくなかったんですが行くと言ってしまった以上行くしかありません。この時点で、一人だったら挫けていたと思います。いやそもそもやろうとしてないですね。眠いけど不思議な高揚感みたいなのがある感じで、とりあえず向かいました。

道を確認したりしていたら思ったより時間がかかり4時くらいになってしまいました。イベント自体は9時半からなので余裕はあるといえばあるんですが最前をとりたいということだったので微妙な感じになりました。近くにあるコンビニでワンオペでドリンク補充してる店員さんを呼びつけていきなりモンエナをキメました。この後も数時間おきにコーヒーだのコーラだのを飲みながら常にカフェインドーピングしながら走ってました。よくカラダ壊さなかったなと思います。

 

なんやかんやありつついよいよ出発となりました。日本橋から横浜まではほぼ一本道で時間が時間なのもありまだクルマも少なく、難所も無かったです。(タクシーが異様に飛ばすのは怖かったですが…)

と思いきや、途中で徐々に雨が降り始め、気づいたら本降りというか、土砂降りになっていました。いきなりの試練です。真夏なのに、まだ朝早い時間と雨のせいで普通に寒さを感じました。どうせすぐ着くし、待機列でレーパンなのもアレだからと思って上に履く短パンを履いたままでいたんですがびしょ濡れになって無駄に荷物を重くしてしまいました。鍵さんがパンクするというトラブルもあり、まだ実質始まっていないのにいきなり帰りたくなりました。なんだかんだで着いたのは6時半くらいになりました。

ここから3時間ほど入場待ちだったんですが、ここで寝れると思っていたのが甘かったです。列自体は屋根のある場所にあったんですが大雨のせいで床が濡れていて座るのも憚れるような状態でした。濡れたカラダに風が吹いてきて、夏の野外と思えないほど寒かったです。久々に寒いという感覚を思い出しましたね。待機列でカップラーメン食べたりホットコーヒー飲んだりして少し温まりました。8月にやることと思えませんね。なんとかあまり濡れていない部分に座って少しだけでも仮眠しました。

結局ほとんど寝れず、しかも立ったまま待機してイベントが始まってしまいました。ライブ自体はDancing Days初披露があったり、まあ良かったといえば良かったんですがわざわざ来なくても良かったかなあと少し思ってしまいました。まあハルナツが強すぎましたし楽曲もそれほど増えてないので仕方ないですね。

ライブも終わっていよいよ地獄の始まりです。着替えたり荷物整理したり補給したりしてなんだかんだで11時くらいになってしまいました。雨雲レーダーを見た感じではこれ以降はあまり降られなさそうだったのでとりあえず雨に降られないことと明るいうちに箱根を超えられることを祈って出発しました。

横浜からといえどもなんだかんだで神奈川県もデカいもので、箱根につくまでに結構かかりました。まあこれといって面白いスポットは無いんですが快晴の中湘南あたりの「海!バイク!音楽!」って感じの地区を走っているのは気持ちよかったです。(バイク屋がやたら多い地域があるんです)以前に東京に来たときに通った道なども結構覚えていてあーここ通ったなあと懐かしみながら走っていました。

夕方少し前くらいになんとか箱根につけました。最大の難所にして一番楽しい箱根の始まりです。結構ギリギリですがなんとか完全に暗くなる前には超えられそうだなという感じです。いい感じで進んでるなと思った矢先、見るからに雨が振りそうな黒い雲が迫ってきました。雨に振られる前に逃げ切ろうとも思いましたが、箱根の登りでそんなスピードを出せるわけもなく、登る前に補給したりグダグダしていたせいで結局降られました。登りは常時雨だったと思います。登りなので雨に降られても寒くなく、森の中みたいな道を登っていったのでそれほど濡れず不快ではなく進めました。以前静岡側から登ったんですが、そのときよりも楽に感じました。おそらく神奈川側からのほうが斜度が緩いと思います。とはいっても楽な登りではないですが。大阪→東京キャノボで登る人なんかは本当にキツいと思います。アレをやれる人はもう人間じゃないですね。

 

下りが雨だとブレーキが効かないので心配だったんですが、幸い下りはほとんど雨も降っておらず路面もドライだったので助かりました。道も広くて結構飛ばせて楽しかったです。50キロくらいでコーナーに突っ込んでいけるのは良いですね。静岡側は神奈川側とは比べ物にならないくらい道が広いです。神奈川の方に下るのは本当に峠という感じで道も狭く観光地に向かっているのもあって常に渋滞していて、全く楽しくないですね。

登りの途中で鍵さんと離れてしまったんですが下りきったあたりで待って合流しました。長い長い静岡県の始まりです。この時点ですでに暗くなりつつある時間帯で、静岡を抜けたのが朝だったので夜通しずっと静岡を走っていたことになります。本当にデカいですね。静岡さえなければもう少し気軽に東京に行けるんですが…。

あまりにも淡々としていてあまり記憶にないので適当にハショります。

箱根を超えるとまずは沼津です。某アニメでなんか話題ですが何もないです。あ、同じくインターネットを騒がせているPCデポがありました。実店舗を見たのは初めてだったので少し感動しました。

沼津を超えると富士市です。以前なんとなく東に向かおうと思って夜中に出発してまた夜になってリタイアしたのが富士市でした。だいたい名古屋から200キロくらいです。そのときは膝が結構痛くなっていてどうしようと思ってとりあえずネットカフェに泊まったら翌朝はペダルに足が乗せられないくらい膝が痛くなっていて輪行して帰りました。本当は樹海を見に行きたかったです。何もないです。

富士市からは海沿いの危険な道を走らされます。東海道なんちゃら自転車道みたいな道です。ほぼ高速道路みたいな道のワキにガードレールだけで隔てられた道です。ほぼ歩道です。歩道です。途中でガードレールが切れてるとことかあります。浜辺みたいなとこも走らされます。石畳みたいなとこもあります。「自転車でこんなとこ通るヤツなんていないだろ」という国の考えが見て取れますね。

この危険な道を超えて少し走ると県庁所在地の静岡市です。静岡市はかなりデカいので結構走ってもずっと静岡市でやる気が削がれます。静岡駅の周りは少し栄えててオシャレな感じですがそれ以外は何もないです。

静岡市を抜けると藤枝です。何もないです。いつも思うんですが神奈川の藤沢と静岡の藤枝が混同するんですよね。特に思い入れもないしそんなに頻繁に通るわけでもないので全然覚えられません。いっそワープできるようにしてくれたらいいのにと思います(豊川と豊明も思います)。

藤枝を抜けると島田です。何もないです。正直このあたりは眠くて記憶がありません。

島田の終わりあたりに金谷峠という峠があります。峠といってもおそらく200mほどで斜度も全然キツくないんですが、200キロ近く走ってきてくる登りはなかなかキツいです。しかも街灯がほとんど無く、真っ暗な道の中を進むのは結構怖いです。山中にラブホテルがあるんですがいつもなら嫌悪感を抱くあのドギツい明かりに安心してしまいました。下りも同じく真っ暗で、登りより怖いです。ちょっとしたアトラクションみたいな感じですね。テーマパークのアトラクションと違って、ちょっとミスしたら死にますが。カーブだとライトが照らしてる範囲より先が見えないと怖いので、ここを良いペースで通過しようと思ったらヘッドライト必須だと思います。

このあたりから市の感覚が詰まってきてちょっとしたボスラッシュ感がでてきます。掛川、袋井、磐田と抜けるといよいよ愛知県からのアクセス圏内の浜松市です。ちなみに何もありません。

花鳥園とかちびまる子ちゃんランド?とかいろいろあるのは知ってますが、暗い中自転車でひたすら寄り道せずに走っていると本当に何もないように感じるんです。決して静岡をdisってるわけではないので県民の皆さんは怒らないでください。

ちなみに有名なステーキレストランのさわやかは何店か見かけましたがそれほど多くないなという印象です。時間がないので今回は入りませんでした。結構静岡に行ってるのに一度も入ったことがないのでいつかリベンジしたいですね。

同じく静岡といえばのドラッグストアのウエルシアは2回ほど寄りました。コンビニより安く、深夜までやっているので助かります。すぐ値引きするのもありがたいですね。ウエルシアで補給するのが静岡の楽しみみたいなところはあります。まあ別にご当地のものがあったりするわけではないんですが…。

なんやかんやあり、磐田市に着いたのが2~3時くらいだったと思います。この辺りで鍵さんが眠気と疲労で危険な状態になってきたので寝ることをすすめて別れました。まだ100キロ以上ありましたが別行動となりました。

しばらく走って、浜名湖を渡っているあたりで夜が明け始めました。黄昏の中浜名湖を見るのはなかなか美しかったです。つらいばかりの自転車ですがこういう瞬間に謎の感動を覚えますね。

その後の休憩でツイッターを見たところ、鍵さんは少し仮眠しただけでそれほど離れていなく少し待てば合流できそうでしたが、もうあと少しで着くというのと僕自身も疲労がピークで一刻も早く帰って寝たいと思っていたので一人でズンズン進んでしまいました。今思えばまだ100キロ近くあるわけで2人で行っていたほうが結果的に楽だったなあと思います。疲れていると正常な判断ができなくなりますね。

長い静岡県をようやく倒し、愛知県に入りました。ここからはバイパスもないので国道1号をずっと青看板の案内通りに行くだけです。愛知県に入ってもう終わりという感じが出てきたせいか、ここからが一番キツかったです。夜のうちよりもむしろ夜が明けてからのほうが眠気がきて、全身痛いし、クルマはギリギリをとんでもないスピードで通過していくし、細かいアップダウンが多いし、信号も多いし、日が出てきて快晴でめちゃくちゃ暑いし、とにかくつらかったです。やはり愛知県は自転車で走る場所じゃないですね。

その死にそうな状態で90キロほど走って、ようやく自宅につきました。10時前くらいにはつけたと思います。視界が歪んでいて幻覚が見えるくらいになっていたのでとりあえず寝ました。靴を脱ぐと濡れた靴下で走っていたせいか足の裏が水ぶくれみたいになっていて、痛くてまともに歩けず、ここで寝たらイベントに行けないかもと思いましたがとりあえず寝ました。

数時間寝て、まだ痛みはあるものの少し回復していたのでシャワーを浴びてイベント会場までまた自転車を漕ぐことにしました。(アクセスが悪すぎるので自転車で行くしかない会場でした)。やっぱり睡眠は大事ですね。次やるときはちゃんと寝ることにします。

イベント会場までまた約30キロほど走って、(不思議と走れました)結構ギリギリの時間でしたがなんとかライブを見れました。以前の川崎のライブとほぼ同じセトリでしたがSTDのフルが聞けたのは良かったです。お渡し会も参加したんですがほとんど話せませんでした。

イベント後は何をするでもなく自然と解散しました。寝て少しは回復してましたがやっぱりまだ疲れていたのですぐ寝てしまいました。

かくして1時間睡眠、約400キロライドを終えました。終わった直後は本当に死にそうというかもう二度とやらないと思っていましたが終わってみると結構いい思い出になったというか楽しかったなとさえ思えます。当分長距離は乗りたくないですが…。

翌日、お弁当を食べているときにハッと「箸でご飯食べるの久しぶりだ…」と気づいたのは面白かったです。自転車に乗ってる間はずっとパンとかおにぎりとかお菓子とかばっかり食べてたんです。なんとなく箸の使い方も変になってる気がしました。

本当に乗り込んでる方からすればクソザコなタイムですが、まあとりあえずリタイアしなかったので少し自信はつきました。またお誘いがあれば行くかもしれないですね。ここまで読んでくれた方の挑戦期待してます。

俺と箱根峠で勝負しろ