人生つんでる

よく「人生楽しそうだね」って言われますが割りと詰んでます

アイカツ!ミュージックフェスタ全通しました

 

3/19~21に開催されたアイカツ!ミュージックフェスタ(以下MF)に行ってきました。

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 知らない人のために一応解説しておくと、このイベントはアイカツの集大成のようなアイカツのライブです。今までアイカツの楽曲を担当してきた2つのユニットSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!が合同で3daysもの日程でやる過去最大規模のライブです。大人公演とファミリー公演合わせて3日間で4公演という尋常じゃないスケジュールに、去年中野ワンマンの後に発表された直後から期待と興奮と不安でおかしくなってしまいそうでした。

今回のイベントはいろいろと初の試みが多いのですが、中でも一番特徴的というか驚いたのはスタンディング席があることです。アイカツのイベントはあくまで子供が中心というか、大人のライブはまあ盛り上がることは盛り上がるんですが子供が来る関係上座席がない会場ではやらなかったんですが今回はスタンディング席と指定席がある東京ドームシティホールという特殊な箱で開催されました。キャパは過去最大規模の3千人クラスです。大きい箱で3daysということもあってやはり若干割れたようですが入れない人多数というよりはマシですね。MONACAフェスはいい加減にしろ

普段のアイカツのライブだと子供メインの関係上最初にやるのは子供向けのファミリー回で、そこである程度セトリのネタバレ等食らってしまうのに大人は一切 声を出したり騒いだりが禁止という状況なんですが今回は初日一発目がいきなり夜の大人回でした。何も知らない状態からいきなり騒いでいいという状況がとて も嬉しかったです。僕は3日間ともスタンディング席で見ました。あの人数でスタンディング席ということでやはりかなり混沌としているというかもみくちゃに なりましたがそれもアイドルのライブらしくて良いと思いました。慣れていない人たちからは非難轟々だったようですがむしろ今までのライブがお行儀良すぎと いうかろくにコールも聞こえずただ棒を振ってるだけという感じだったのでこれくらいでやっと本領発揮だと思います。足を踏まれまくったりメガネを落とした り割り込まれたり壁にブロックされたりいろいろありましたが今となっては思い出の一つという感じです。アウトドアに行って虫に刺されるようなものでしょう か。気持ち良いものではないですが、ある程度避けられないとこはあるしその程度のことで気分を害していてはせっかくのライブがつまらなくなってしまうと思 います。

アニメアイカツも終了が決定して一旦区切りがつくということがわかっている状況で、このライブは本当に集大成だろうなという終わってしまう寂しさみたいなものがあったんですが全通した感想としては本当に楽しさしかないライブだったなという感じです。それでは一日目から詳しく書いて行きたいと思います。

1日目

本当は前日から前乗りしたかったんですがさすがに3日という日程にさらに宿泊数を増やすのは大変なのとアレのアレがアレだったので当日朝着の夜行バスで行きました。ライブ自体は18時からなのでそんなに早く行く必要はないんですが物販を買いたかったのとライブ会場前でワクワクしながら特に何をするでもなく時間を費やすのが好きなので夜行にしました。(夜やるイベントの少し前に着く昼行で行ったら渋滞でバスが遅延して本当に開演ギリギリになったという苦い思い出のせいもある)

物販は昼頃からだったのですが6時には都内に着いてしまいました。ほとんど寝れていなかったんですがやることもなくとりあえず会場に向かいました。なんだかんだで7時頃には会場についてしまってコンビニに行ったりロッカーを探したり少しウロウロしたんですが物販待ちと思われる列がちらほら伸び始めていたのでとりあえず並ぶことにしました。荷物がやたら多くなってしまって物販で増える分も考慮して上着を持っていかなかったので少し寒かったです。ちなみに当日は雨予報だったんですが着いてから並ぶまでは奇跡的に雨に降られませんでした。物販待ちから終わるくらいまで結構降りましたが屋根のある場所に並べたので濡れずに済みました。スタンディングなので荷物は極力減らしたい状況で入場時に降ったらどうしようと思ったんですが入場時には止んでいて本当に運が味方してくれたなあと思いました。

ちなみに物販に並んでいたられみさんが起きてツイートしていたのでもう物販並んでますとリプライしたら「もう来てる人いるんだね早い!」みたいな私信っぽいのもらいました。早起きは三文の得というヤツですね。

5時間くらい並びましたが無事物販は目当てのものすべて買えました。というかかなり余ってる感じだったので並ばなくても全然買えたと思います。2、3日目もなんだかんだで物販に行って、結局トータルで日替わりTシャツ3枚とタオル、パーカー、トートバッグ、中野のBDとベストアルバムとかなり買ってしまいました。

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TシャツはラメがDQNっぽい感じでなんとなく微妙かと思ったんですが実物を見たら欲しくなりました。パーカーはありがちな何の変哲も無いグレーのパーカーという感じですが、実際着てみるとかなり軽いのに裏起毛で暖かく肌触りもよく、ゴミも目立ちにくそうな感じでなかなか良いものでした。5800円となかなか高価なだけあります。メンバーの方もかなり気に入っているようでMF後も着ている姿をツイッターなどでアップされていました。今まで物販で買ったパーカーの中では一番良いレベルだと思います。3日間通しで着ていたので既に毛玉が出来ているのが少し残念です。バッグもなかなか良く、物販のトートバッグと言うと縦長で持ち手が短く持ちにくくものが多いんですが今回のものは肩掛けできる長さで生地もしっかり厚みがあって大きさもちょうどよく普段使いでも役に立ちそうでなかなか良いものでした。ちなみに後で気づきましたがこのバッグはグッズの中で唯一メンバーの名前が入っています。パーカーにも名前が入ってました。もなの名前が入ってる最後の物販になると思うと買っておいて正解でした。ジャケバッジはスルーしました。マグネットは少し買いましたが「冷蔵庫につける以外何に使うんだ」という感じでした。少しバッグに挟んでおいたんですが固定力が弱くていきなり1個紛失しました。

 

だいぶ前置きが長くなりましたが本編の話にいきたいと思います。物販も終わりなんやかんやグダグダと時間を過ごし入場しました。入場前いきなりBGMでさまさまバケーション→アリスブルーのキスという大事件。お友達が始まる前から大盛り上がりしていました。後で知ったんですがこのときさまさまバケーションを歌っている夢眠ねむさんも見に来ていたそうです。ほんの一瞬流れた劇中歌、しかも音源でもショートバージョンしかない曲であの盛り上がりはご本人もビックリしたんじゃないでしょうか。

ちなみにセトリはこちら。

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入場してある程度顔見知りで固まっていたんですが、始まるといきなりとんでもないモッシュ状態でもう誰がどこに行ったかわけがわからなくなりました。一曲目はこれぞアイカツという代表曲、「アイドル活動!」。本当はアイカツの始まりの始まり、一番最初に流れた曲であるSignalize!を期待していたんですが、代表曲から始まる無難なセトリといったところでしょうか。ちなみに3日目最後の曲もアイドル活動!でした。この曲でシメられると悲しさよりもアイカツはまだまだ続いていくんだなあという気にさせてくれるのでいいですね。12人で歌って躍るアイドル活動!は迫力がありました。後で写真を見て気づきましたが最後のハートを作るところで階段を利用してメンバーそれぞれがハートの形になるように配置されていて驚きました。大人数だからできるワザですね。2曲目は待望のSignalize!でした。やっぱりアイカツはこの曲ですね。低音ズンドコでめちゃくちゃに高まるのにどこか冷めた感じもあるメロディでじわじわと気分を高めてくれます。スタアニのライブでは最初期から定番の曲ですが、最初期の頃はまだ振り付けの先生などもいないようで自分たちで振り付けを作ったダンスで歌っていました。それがツアー中もずっと続いていたんですが、今回なんとアニメ・ゲームと同じ振り付けになっていました。


アイカツ!ミュージックビデオ『Signalize!』をお届け♪

↑見て頂ければわかる通りこのダンスは正直かなり難しいです。アイスタは割りとダンスが得意らしいのですが、スタアニはダンス未経験のメンバーが多くかなり苦戦したようです。それでもこの難しいダンスをしっかりモノにしてるのは流石ですね。僕はそれまでの子供向けというか容易に振りコピできるようなダンスも好きだったんですがやはりメンバーにとっては「簡単なダンス」を踊っているというのは屈辱だったんでしょうか。何にせよ聞き慣れた曲がダンスが違うだけでこれほど迫力があるのかと驚きました。これは実はちょっと予想してました。

どのツイートだったか覚えてないんですがメンバーの方のツイートを見ていてダンスに苦戦してそうで、今までのダンスはそんなに難しくないはずだから新しいことに挑戦しているんだろうなと思いました。予想が当たったので興奮してしまってシグナライズのイントロでダンスが違うことに気づいたとき思わず「ダンスが違う!ダンスが違う!」って叫んでしまいました。

他にサンキャッチャーやpretty pretty、キャラメリゼなど序盤は盛り上がる曲ラッシュで殺しにきていますね。1日目序盤からこれだからアイカツのイベントは本当に体力を持ってかれます。嬉しい悲鳴というヤツでしょうか。地味にAngel Snowがあったのは嬉しかったです。実は今まで行ったイベントでは聞けてなかった気がするのでやっと聞けたかという感じですね。今回はぽわプリ仕様でしたがやっぱりれみさんはかわいいですね。ああいう状況でこういうかわいい歌をやられるとガチ恋しそうになってしまいます。blooming bloomingは初のえり・るか共演でした。るかさんはスタアニのメンバーでもあるのでメンバー同士と言えなくもないんですがこのステージはやっぱりスタアニとアイスタの共演という感じがしました。えりさんの歌で初めてスペシャルアピールを出したあかりちゃん、るかさんの歌で初めてクイーンになったさくらちゃん。そういう世代の流れのような不思議な共通点のようなものを感じました。全然タイプの違うように見える2人ですが意外と似てるとこがあるのかもしれませんね。新チョコの例のダンスもありましたね。大人しかいない回でも子供たちがいるときと同じように優しく振り付け講座してくれてありがたいですね。オタクは女児より全然物覚えが悪いですから何回でもやってくれて構いません。

そんな感じで序盤は楽しい盛り上がる曲ラッシュという感じできたんですが、中盤に入りわかさまから「ここまで盛り上がってきたからちょっとゆっくりした曲をやります」みたいなMCがあり、ああちょっと一息つけるかなと思っていたところにwake up my musicが来ました。イントロ一発目の時点ではわかふうりがいて、ああいちあおwummか…とかツアーでも散々やったな…とかいちあお派すごい騒いでるしそんなに落ち着ける曲でもないなと思っていたら、最強のサプライズが来ました。

上の方のステージからポップアップで仮面を被った2人が現れました。アニメと同じ、マスカレードの例のドレスを着ていて、まさかまさかと思ったらすぐ仮面をとりました。りさえいみでした。もうこの後の記憶があまりありません。

一応知らない人のために説明しておくと、もともと音源としてのこの曲を歌っているのはでんぱ組.inc相沢梨紗さんと成瀬瑛美さんなんです。ですがスタアニアイスタのメンバーではないですし、でんぱ組の方の活動がかなり忙しい身なのでアイカツのライブに出たことはありませんでした。それが今回サプライズとしていきなりこの2人が現れて、もうすごいとか興奮とか通り越してわけがわからなくなってしまいました。mixも棒も乗るのも忘れて、ただ呆然と立ち尽くしてタオルで口を覆ってしまいました。このライブの少し前に地元でやったでんぱ組のツアーに参加していたのもあり、本当にレジェンドに会えたという感じになり今までのサプライズの中で一番驚いてしまいました。とはいってもほんのすこし前まででんぱ組のこともりさえいみのことも全然知らなかったので、知らないままこのサプライズを迎えていたら何も感じなかったと思います。昨年のディアステージショーケースがあって初めてでんぱ組がディアステージの人たちであることを知って、曲など調べて、ライブも行くようになって、守備範囲が広がってしまって知らないほうが良かったのかもしれないと思っていましたがこうしてレジェンド感を感じることができて本当にショーケースに行って良かったと思いました。

ちなみにこれも実は少し予想?というか願望として想像していました。

サプライズゲストとしては最強のメンバーですし、ありえなくもないなとは思っていたんですがでんぱ組はまさに人気絶頂というかテレビもバンバン出てますしもうそのへんのアイドルを超えて普通のJPOPアーティストくらいの人気で、しかもツアー真っ最中なのでさすがに来るのはムリだろうと思っていたんですがまさかのまさかでした。本当にレジェンドだと思います。

ちなみに僕はでんぱ組の中ではえいみこと成瀬瑛美さん(通称えいたそ)が好きで、序盤は本当に圧倒されて呆然としていたんですが間奏で改めてりさえいみが紹介されたときにえいたそが来てくれたことが嬉しくて思わず推しジャンしてしまいました。もはや人気絶頂なので接近の機会も無いですし今更新参が行くのもアレかなと思ってしまうのでお会いしたことはないですが本当に明るくて元気で良い人だと思います。人を元気にするパワーがある人ですね。僕は勝手に「前世で稼いだスキルポイントを元気に全振りしたような人」と思っています。そのくらいいつも元気で前向きで明るいなと思います。りさちーこと相沢梨紗さんも見た目の雰囲気とオーラの割りに話すとすごく丁寧で腰が低い感じがする人で好感が持てました。数々のイベントをこなして相当のオタクを見てきたであろうお二人から「アイカツのライブ楽しいね」というようなことを言って頂けて嬉しかったです。たしかにアイドルのライブとしては最高レベルで治安は良いと思います。これからもこういったライブがあることを楽しみにしています。

りさえいみのショックでやられてしまいましたが、この若干静かなバラードパートではwake up my music→Precious→輝きのエチュードという流れになっています。最初は気づかなかったんですが後でメンバーの方のブログを見てこの並びがマスカレード→美月→いちごというアイドルのバトンの流れを表していることに気づきました。PreciousはWMの楽曲なんですがりすこソロだったのにはそういう意味があったんですね。マスカレードに憧れて美月はアイドルになり、その美月に憧れていちごがアイドルになる。たしかにその流れを表すには本当のマスカレードを担当しているレジェンドであるりさえいみの出演は欠かせませんね。サプライズでありながらもただの賑やかしではなくしっかり世界観を表現してるのは流石です。

フォトカツシングルシリーズであるカメレオントークを初披露してくれたのも見逃せません。なんとなくツイッターなどではあまり評判が良くないようでしたが僕は大好きです。普通に高まりますね。なんとなく入りそうな感じだったのでAメロわかさまパートで「おーーれーーの、わかちゃーん!」を入れてしまいました。ただイントロでMIXが聞こえてきたのにはちょっとウームとなりました。完全なメロディだけだったらいいんですが「エビデーーイハピーララトーー」って歌ってるのにそれを無視してMIXの声が聞こえてきたのでエビデーーーせんかいって思ってしまいました。まあルールがあるわけでもなしまして初披露の曲なのでどうでもいいんですが。普段はジャージャーしまくってるのにこういうときだけMIX否定とか見る人が見たら怒りそうで怖いですね。とりあえず、曲は最高でした。結局カメレオントークをやったのは一日目だけだったのでやはり全通して正解でした。

他にはおそらくライブで初フル披露となった硝子ドールも良かったです。れみ・もながそれぞれユリカ・スミレ担当で、ロリゴシコンビのステージになりました。硝子ドールは間奏がやたら長くてフルでやると5分くらいになるのでまさかフルはやらないだろうと思っていたのですがしっかりフルバージョンで驚きました。やはり昔からある人気のロリゴシ曲をショートバージョンしかやっていないままアイカツが終わってしまうのは心残りだったんでしょうか。個人的には永遠の灯のほうが好きですがレアなフルバージョンが聞けたのでよかったです。ステージに火がついていてとても雰囲気が出ていました。

まだろくに音源が聞けていない状態でのフォトカツの新曲、ドラマチックガールもこの日が初披露でした。結局3日間ともやったので最後のほうはオタクも馴染んできていた感じでしたが初日は周りがポカンとしている中僕だけ高まっているというNHKホールのキャラメリゼを思い出すような感じでした。一応フォトカツ公式アプリのツイッターで試聴動画があがっていてサビ途中までは聞けたのでなんとなくの曲の流れはつかめて、コールの感じもわかったので一人でコールいれまくってました。コールというほどたいしたものでもなくパート分けの部分で歌っている人の名前をただ叫んでいただけですがちょうどいい感じに入るのでとても楽しかったです。アストロ尺だったり、曲の感じが全体的に頭おかしい感じでオタクの遊び場感がすごくて実際ライブでは遊びまくっていたんですが音源を買って歌詞をじっくり聞きながら聞くととてもいい歌でアイカツを通じていままでもらった思い出を大切にしようと思えました。ちゃんと泣けるんですがSLやSDSのようにエモすぎることもなく、カレンダーガールに近い泣けるけど頑張るかって前向きな気分になれる、素晴らしい歌だと思います。やっぱり田中秀和さんは推せますね。

後半は安定の盛り上がる曲ラッシュというかいつもの曲というような感じで安心感がありつつも楽しくて高まれて、あっという間に終わってしまいました。

アンコール後ラストの曲はカレンダーガール。これが本当に強かったです。僕はラストソングカレンダーガールが本当に好きで、初期からこの曲自体大好きですしエンディング曲だけあって終わりの曲らしさがあってラストソングにはもってこいだと思います。なによりすごいのはカレンダーガールは終わりの曲という雰囲気がしっかりありつつも悲しさが無いんですよね。まだ一日目ですし次があるとわかっていてもやっぱりライブの終わりというのは悲しさというか寂しさみたいなのは絶対感じてしまうんですがカレンダーガールは独特のダルい感じのメロディと明るい歌詞のおかげで終わっちゃったけどまあ明日も頑張るかみたいな感じにさせてくれました。もちろん3daysの初日でまだまだ始まったばかりなのも大きいと思いますが仮に1日目だけしか来れなかったとしても後悔なく終われたと思います。

1日目は僕の好きな初期の方の曲が多めなイメージで、スタアニ好きな僕としては本当に満足いくライブになりました。一番最初に見たおかげで新鮮なイメージで見れたのも大きいと思いますが3日通して見た後もどれかひとつ選ぶとしたら1日目が一番良かったと思います。りさえいみのサプライズが強すぎたのもありますが、全体的に好きなセトリで良かったです。終演後思わず臼倉さんに「今まで見てきたライブの中で一番良かったです」とリプライしてしまいました。今思うと少し大げさかなという感じですがそのときは本当にそう思いました。それくらい良かったです。

2日目

2日目は昼のファミリー回と夜のオタク回があり、ファミリー回は行かない予定でチケットをとってなかったんですが案の定というか当日券で結局入ってしまいました。

席は2階席の後ろのほうで、正直前日のスタンディングから比べるとステージからはかなり遠くメンバー一人一人の表情が見えないくらいの距離なんですがその分ステージ全体の構図や照明、ダンスなど細かい部分までじっくり見れて良かったです。セトリは一日目とほとんど変わらず奇抜な曲を抜いてショートバージョン多めにしたという感じでした。ぽわプリパートでトライアングルぽわプリライトのような動きをしていたこと、トライスターパートで三角形のライトがメンバーを囲むように回っていたこと、レーザーがかなり激しく使われていることなどに気づいて騒がず冷静に見ていると意外と多くの発見がありました。静かに見ていると全然泣くような曲じゃなくても泣いてしまって、何回泣いたかわからないくらいボロボロ泣いていました。一日目になかったLOVE GAMEがフルで来たのには驚きました。しかもトライスターがダンサーとして参加していて、中野でやったときとはだいぶイメージが変わっていてすごかったです。ダンスまでじっくり見れるのはファミリー回ならではの良さですね。

ファミリー回前後はここたま無銭イベントとかいう傍から見たら地獄絵図なイベントがあったんですがあえて触れないでおきます。レギュがないからといって無銭イベントでオタ芸すると周りの視線が痛いということに気づきました。

夜回は一日目とはセトリを変えてくるだろうといろいろと期待していたんですが全体的な流れは同じような感じでした。セトリはこちら。

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1曲目は安定のLet's アイカツ!です。この曲は本当に最初から一気にテンションをマックスに持ってくるパワーがありますね。アイスタライブの定番という感じです。改めてセトリを見るとレッカツに始まりポッピンバブルスやラブパコ、pretty prettyなどアイスタのライブの定番という感じの曲が多く2日目はやはり3期、4期寄りな感じがしますね。

2日目はなんといってもオタクが待ちに待ったあの超ドチャクソ曲、薄紅デイトリッパーが来たのが嬉しいです。音源発売前にリリイベでいきなりフルバージョンをやるという臼倉らしい意味不明な殴り方をして以来、その曲の素晴らしさが世に知れ渡ると途端に出し惜しみをしてたまにやるスターズのライブでみほソロ、ショートバージョンのみという不完全燃焼しかしないパターンでしかやっていなかった曲をついにこの大舞台でフルバージョンでやってくれました。しかもえりれみバージョンです。CD音源の担当はれみ・みほなんですが、アニメではみやびさくらで競ったシーンがありそのときの歌唱担当はれみえりでした。以前リリイベでやったときもれみえりで、やはりこの2人はプライベートでも仲が良いこともあり愛称が良いというか見ていて楽しいコンビなのでれみえりを待ち望んでいただけあって本当に嬉しかったです。ディアステージなどでたまに一緒になっているときはこの2人は仲が良すぎて顔を合わせるだけで常にニヤニヤしてしまってヘラヘラしているイメージなんですがこの大舞台はバッチリキマっていてさすがでした。えりさんは歌に若干不満が残ってしまったみたいですが興奮しすぎて全然気づきませんでした。難しい歌なので、マイクを持ったまま扇子も持って踊りながら2人で息を合わせて歌うのはとても大変だったと思います。演者だけでなくオタクもかなりの数がこの曲を警戒して扇子を持っていて、正直言って邪魔なんですがこの日のためにあらゆるイベントに扇子をずっと持ってきていてて本当に報われたというか無駄じゃなかったんだという気になりました。僕は100均のショボい扇子なんですが演者が実際に使っている扇子を特定して同じものを買ってきている人もいました。浅草で売っているらしいですが一体いくらするのか恐ろしくなりますね…。そこまでの金と根性はありませんでした。というかあらゆるモノが壊れる可能性のあるスタンディングのライブという乱闘会場に高い扇子を持ち込む勇気は僕にはありません。ともかく、曲は最高でした。

ロンリー・グラヴィティもかなり強かったですね。曲の導入で茶番の演技パートが少し入ったんですが正直メンバーが一斉にワチャワチャ喋ったせいで何が何だかよくわかりませんでした。みほさんが乗っ取られたみたいになったのはすごく鮮明に覚えています。ジョニーシュバルツがどうのこうのというセリフが聞こえてロンリーグラビティだ!と興奮しました。中野のときはまだ曲もちゃんとわかっていなくてこれほどヤバい曲だとはわかっていなかったんですがフルでしっかり聴きこんだ状態で聞くとやっぱりヤバい曲でした。オタ芸っぽいダンスもしっかりわかりました。後でフォロワーの方がBメロのロマンスのような動きを「ロンリーパンチョス」と命名していました。イエローパンチョスというよりはまんまロマンスなんですが語呂は良いですね。ロマンスっぽい振りコピしてドチャクソしてると楽しいんですがやっぱりメロディや歌詞が切なげで泣いてしまいました。あれだけ楽しみにしてたMFがもう始まってしまっていて、しかも折り返し地点に来てると思うと「いつまでここにいるいつまでいてくれる」らへんの歌詞が刺さってしまいました。改めて聞いて確信しましたがやっぱりロンリー・グラヴィティはドルオタの歌ですね。でもまだ明日があったので最後の「伝えるべき言葉はさようならじゃなくてきっとまた明日だ」で救われました。「そうかこの歌詞があるから2日目にロンリー・グラヴィティ持ってきたんだ!」って思いました。結局3日目もロンリー・グラヴィティをやったので「明日は無いんだよなあ」って思っちゃいましたが。

2日目の時点でセトリがある程度1日目と被っていて、まあこの手のライブの常なんですが数曲は変わりますがほとんどセトリの流れは変わらないのでやっぱりソロ曲はほとんど無いんだなあというのがわかってしまって少し残念でした。今回は3人組ユニットのドレスを新しくたくさん作ったのでとにかくユニット曲を消化しようというかユニット曲中心という感じでした。もちろん良い曲ばかりですしソロ曲も全く無いわけではないんですがGrowing for a dreamやprism spiralや永遠の灯など3日間どっかで聞きたかったなあという曲があったのは否めません。3日間終わってみれば悔いは無かったので良いんですが。

ユニットといえば今回のユニットドレスは本当に出来が良いというかアニメ・ゲームのものとくらべて再現度がすごくて驚きました。もちろん今までもスクールドレスやプレミアムドレスなどカードのコーデを再現したドレスをたくさん作られてきて、どれも似てるんですが細部が微妙に違うかなと思ったりしたんですが今回のユニットドレスは本当にどれもアイカツシステムを実際に使って実態化したような、アニメの世界からそのまま飛び出してきたような感じがして素晴らしい出来でした。衣装さんも進化しているんですね。

最後の曲はGood morning my dream。3期のエンディングですね。エンディングらしいメロディでありながら”次”を予感させる雰囲気で2日目のラストにぴったりだと思います。適度にエモいんですが悲しくなりすぎず、いい感じで終えることができました。終わり良ければすべて良しと言うくらいですからやっぱり最後の曲は大事ですね。

3日目

 気づいたら最終日になっていました。3日間ものライブしかもスタンディングでどうなるんだろうと思っていたんですが本当にあっという間でした。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。この日のセトリはこちら。

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なんと驚くことに一曲目ラッキートレインです。エンディングテーマを一発目に持ってくるという驚きの構成になりました。歌い出しの「シンデレラだから パーティーの終わり」という歌詞でああこの楽しかったパーティーはもう終わりなんだなあとちょっと寂しくなりました。でもこれが終盤ではなく一曲目だったのでそれほど悲しさは無かったと思います。そういうところがやはりうまいですね。2曲目もエンディングテーマであり終盤の曲としておなじみのオリジナルスターでした。最終日にしてセトリの構成を変えてくるのはスタアニツアーファイナルのNHKホールを髣髴とさせますね。

3日目はスタアニ曲とアイスタ曲のバランスが良い感じがしてまさに最終日にふさわしいお祭り感のあるセトリといった感じですね。サンキャッチャーや新チョコ、pretty prettyなどオタクの遊び場感があるセトリで最終日でもしんみりせず楽しめました。

この日は今までにないくらい顔見知りのオタクで固まっていて、不思議とモッシュにもされてはぐれたりせず終盤までずっと身内ノリというか対面MIXしまくったりしていたのでサイクルロードレースが好きなオタクたちと「オランダコーナー」と言ったりしてました。オランダコーナーというのは、まあざっくり言えば厄介が集まる場所みたいな意味です。オランダコーナーの人たちは発煙筒を炊いたりやりたい放題なんですがMFのオランダコーナーもUOを炊きまくったり脱いだり痙攣したりと本当にやりたい放題でした。ちょっとやり過ぎかなとも思いましたが楽しければオッケーでーすと思うことにします。フェスなんでこれくらいやってもまあ怒られはしないと思います。

魅惑のパーティーは3日目のみの曲でした。中野ぶりでしたがやはり引き込まれますね。ライブは楽しんで見るものだと思っているのでボーっと立って見ているのは失礼かなと思ってしまうんですが魅惑のパーティーは思わず棒立ちで見入ってしまいますね。とはいえ今回は人の持っているマイクで歌うパートで隣のオタクと振りコピというか真似というかお互いに腕を伸ばすというアホなことをやっていたんですが。

シアワセ方程式はおそらく初披露だったと思います。スタンディングで散々ドチャクソしているこのライブ向きの曲という感じでとても楽しかったです。縦ノリできるEDMという感じで手をあげて小刻みにジャンプしまくってしまって一気にフェス感が増して良いですね。オタクと「ギュッとし合うよ」でギュッとし合えたのも楽しかったですね。汗ダクでジットリしてるオタクと抱き合うのはちょっと不快感はあるんですが。

新曲の「青い苺」も披露されました。アイカツのイベントはほぼ毎回全く聞いたことがない曲をぶち込んでくるので油断ならないですね。その名の通りいちあお曲でした。MCで「タイトルも重要だからちゃんと聞いてください」と言われてシーンとした中で「青い苺!」と言われて思わず「まんまやんけ!」って突っ込みそうになってしまいました。しっとり目のバラードといった感じの曲でした。おそらく歌詞をちゃんと見ながらじっくり聞いたら泣いてしまうと思います。僕はいちあおより蘭あお派なのでそれほど刺さらなかったんですがいちあお派にとってはまさしくキラーチューンというか確実に刺さるでしょうね。これだけ長い間アイカツをやってきて最初期からの仲良しコンビであるいちあおは意外にも専用の曲が無かったんですよね。やっといちあお曲ができて古参いちあお過激派の魂も救われるんじゃないでしょうか。一回聞いただけだとすぐ忘れてしまうのでまたCDリリースが楽しみですね。6月のリリースと言っていました。フォトカツもなんだかんだで楽曲が増えてきたのでまたアイスタとは別にスタアニだけでフォトカツのイベントなどもやって欲しいですね。もなさんが在籍している最後のイベントだったのに結局センチメンタルベリーをやらなかったのでどこかでフォトカツのイベントをやってシークレットでもなさんが出てきたりしないかなと密かに期待してます。

そんなこんなで楽しい楽曲ばかりで、ワイワイしていたらあっという間に終盤になってしまいました。3日目は特に時間がたつのが早かったように感じました。それだけ楽しかったということですね。最後の方のMCで、もなさんが感謝の気持ちを語られていました。るかさんからもなさんにMCが振られたんですがるかさんがもうボロボロ泣いて後ろを向いてしまっているのにもなさんは相変わらずの良い笑顔ではっきりとしゃべっていて、悲しい雰囲気にならずに締めたのはさすがだと思いました。メンバーの方もたくさん泣いていてもちろん泣いてしまったんですがそれほど悲しさはなくむしろ泣いてスッキリして前向きみていな気分になれたので良かったです。もなさんは本当に明るくて優しくて前向きでかわいくて、素晴らしい人だと思います。良い人、歌がうまい人というだけでは成功しない残酷な世界だと思いますがもなさんは本当に強くて優しくて努力されているのが伝わってくるのでソロでもどんどん成長していくんだろうなと思いました。

アンコール後最後の曲はアイドル活動でした。やはりアイカツといえばこの曲ですね。アニメアイカツは一旦終わってもなさんも卒業してしまいますがアイカツスターズもあり、フォトカツもあり、今後イベントもあり、まだまだアイカツは続いていくんだなという前向きな気分にさせてくれました。終演後、BGMでなぜかオフボーカルのアイドル活動が流れて、まだ帰りたくないオタクたちがその場に残ったまま歌っていました。それもまたアイカツだね。3日も毎日来てるとなんとなく愛着みたいなものが湧いてしまってもう明日からここに来ることはないんだなあと思うと本当に離れたくなくて後髪を引かれる思いでしぶしぶ退場しました。終わった直後はもちろん虚しさというか少し悲しい感じはあったんですがそれよりもやり遂げたという達成感みたいなものがありました。自転車で長距離走ったときにも似てる感覚でした。これほど濃くて楽しめて感動できるライブが3日も連番というのは本当に初めてだったので良い経験になりました。

連休最終日ということもあって開演時間が4時という早さで、終演後時計を見たらまだ7時前でした。開演時間が早いので3時間以上やったりするのかなと少し期待していましたが意外と早く終わったので少し早いなと思いましたが3日間連続でやっているので演者の方も疲れているでしょうし仕方ないですね。終演後はフォロワーの方が企画した飲み会があったんですがこれがとんでもないものでした。雰囲気的にうるさいことになるんだろうなと予想はしていたんですが想像以上にヤバいことになってしまいました。完全個室の居酒屋だったんですが入った個室の隣の部屋のグループが同じアイカツオタクで、序盤から大声で話したりしていたんですが最終的に互いに部屋を行ったり来たり乱入して全く知らない人なのにめちゃくちゃに絡んでいました。全く知らない人と肩を組んでヘラヘラ笑って最終的に抱き合ったりしてしまったのでこんなことは二度とないだろうなと思いました。僕はワイワイ騒ぐような飲み会に行くこともあまりなく酒の飲み過ぎで吐いたことは無いのであまりそういう酒を粗末にするような飲み方が好きではないというかそもそもそういう機会がないのでこういった騒ぐタイプの飲み会とは無縁だと思っていたんですがこの飲み会は楽しかったです。その後もフォロワーの方の家でまた飲み直しながら中野のブルーレイを見てまたドチャクソしたり、本当にめちゃくちゃしてしまいました。翌日出社の方がなぜかついてきて寝ないまま出社したのは笑いました。本当にライブ後のテンションは恐ろしいですね。二日酔いにはなりませんでしたが記憶が若干曖昧で細かいことは覚えていません。あの場にいた全員似たような感じだと思いますが各位失礼かけていたらすみません。

4日目

もちろん3daysのライブなので4日目なんてありません。ライブが終わったらすぐ帰る予定だったんですが、翌日のディアステージにゆなさんが出勤すると知ってこれは行くしかないと思って4日目と称してディアステに行きました。みんな考えることは同じなのか見知ったオタクやMFパーカーを着たオタクだらけで笑いました。一応ド平日の何のイベントもない通常営業のはずなんですが妙に混んでいました。行く前は疲れてるし何話していいかわからないし帰ったほうが良かったかもと少し思っていたんですがゆなさんといろいろと話せて行って良かったと思いました。会っていきなり「つんでるさん右の方にいたよね」と言ってもらえて嬉しかったです。本当にこういう機会があるというのはすごいことですよね。あれだけ大きいステージでも演者からちゃんと客が見えているんだとわかるなんてまずないことだと思います。ディアステを知って、イベントの守備範囲が広がってしまってヤバい扉を開けてしまったかなあと後悔しなくもないんですがやはりこうしてお話できて認知されるとそんなこと吹っ飛んでしまいますね。どんどん深みにハマってしまってる気がします…。

会話できただけで満足だったんですが、この日の8時の回のライブがかなりヤバいものでますます来て良かったと思いました。8時のライブはいつも盛り上がる曲ばかりやるんですがこの日は出勤の方のオリジナル曲が多くて、とても盛り上がりました。MFで高まるために1ヶ月くらいアイカツの曲をあえて聞かずにいたんですが、代わりにディアステのオリジナル曲ばかり聞いていたのでオリジナル曲をちゃんと覚えた状態で初めてちゃんとライブで聞いたような状態だったので本当に高まりました。全身筋肉痛のカラダとかすれまくってる声なのに思いっきりオタ芸してMIX入れてしまいました。MFももちろん楽しかったんですがやはりディアステは適度にスペースがあって距離が近くて楽しいですね。ゆなさんもオリジナル曲を歌ったんですがイントロのときにオタクの喉の状態を少し心配してくれていて笑いました。まともに喋るのすら困難なくらいの声になっていたんですがかまわず叫びました。あれから一週間以上たった今でもまだ少し喉がおかしい感じがしますがあの高まりの中で叫ばないのはムリでした。

そんなこんなで楽しいMF期間を超えてさらに楽しい4日目になりました。ディアステ後夜行バスで帰りました。日常に戻って少したつとやっぱりあんなに楽しみにしてたライブもう終わっちゃったんだよなあと少ししんみりすることもありましたがそれ以上に楽しいことを思い出して、良い思い出ができたなあと思いました。

まとめ

演者の皆さん、スタッフの皆さん、オタクの皆さん、ありがとうございました。本当に楽しかったです。

ここまでで16000字超えてます。グダグダとチラシの裏みたいな記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。