人生つんでる

よく「人生楽しそうだね」って言われますが割りと詰んでます

愛野えりさんワンマンライブ(周年イベント)に行きました

タイトルどおりです。

2/28に秋葉原ディアステージで行われた愛野えりさんワンマンライブの感想です。

 

 

その前々日からディアステの17時から5時まである某ヤバいイベントに行ったり前日にアイカツスターズ制作発表という名の衝撃映像を見せられたりと、それほど大したいイベントじゃないだろと油断してたら本当にいろいろと衝撃的な遠征になりました。

 

前々日のヤバいイベントは参加されていたディアガの方が「夢みたい」と言っていたのでまあ夢というか幻というか、狐につままれたとでも思っておきます。あまりにもアレでわざわざ書くのもアレなのでここでは感想とかは書きません。(単に記憶があんまりない)

 

前日はオタクホテルに泊まらせていただいていて、17時からのアイカツスターズ制作発表映像みたいなヤツを見ようと待機していました。オタクはすぐ手のひらを返すので途中まで新キャラの情報を見たりして「アイカツスターズ最高!アイカツ早く終わって!」って舐めたこと言ったりしてヘラヘラしてました。アイカツのオタクというよりドルオタになりつつある自分としてアイカツよりも歌の人たちの情報が気になっていて、このタイミングでアイスタ新メンバーの発表があるんだろうなと期待していました。まさかあんなことになるなんて全く想像していませんでした。

歌唱担当の人たちの紹介になり、いつものメンバーの映像が映ったんですがもなさんだけいませんでした。この時点で若干嫌な予感はしたんですが新シングル等の情報があったので「忙しくてスケジュールが合わなかったのかな」くらいにしか思ってませんでした。その後新メンバーが出て、お別れムードになって「アイカツスターズは私たち7人で頑張っていきます」みたいなことをるかさんが言いました。

7人!?

もうあんまり記憶がありません。結果から言うともなさんは3月のイベントを最後にアイカツからは離れられるそうです。4月以降のフォトカツシングルはもう収録してあるみたいですね。

せめて映像で何か言って欲しかったですね。その後すぐに公式ツイッターで発表がありましたがかなりショックでした。新シリーズ制作発表という明るい舞台で卒業というしんみりした発表ができないのはわかりますが全く何にも振れられず存在自体が無かったことであるかのような映像を見せられたショックはかなりのものでした。ある意味ホラー映像です。二度とあえなくなるわけではないしまた別の方向で頑張っていくわけですから明るく応援してあげるべきなんでしょうが、こういった経験をするのはほとんど初めてなのでなかなか割り切れませんでした。

もともと最初の頃はアイスタメンバーでは特に誰が好きとかは無かったんですがツイッターやブログを見たりラジカツを聞いたりで歌しか知らなかった中の人たちのことをよく知るうちにもなさんを好きになっていって、メンバーの中で誰が好きってはっきりしてないのも優柔不断かと思ってもな推しを自分の中で決めたすぐくらいの発表だったのでなかなかキツいものがありました。

この日はあんまり連続でディアステ行くのも金銭的にキツいからと思って家で酒飲みましょうとかいってヘラヘラお酒買ってきてたんですがまさかこんなテンションで飲酒することになるとは思いませんでした。本来ディアステに行く予定だったオタクまで来てしまってオタク集まってかなりの量の酒を飲みました。葬式ムードになるかと思ったんですが初期のアニメアイカツを見たりしながらゲラゲラ笑って普通に宴会になりました。これはこれで楽しかったです。(悲しいんじゃなかったのか…)

 

いきなり前日からの無駄に長い悲しいのか楽しいのかわからない前置きから入ってしまいましたがここから当日の様子を書いて行きます。

 

当日は日曜日で、いつもなら7時に起きてニチアサ見るんですがさすがに飲み過ぎ寝るの遅すぎで起きれませんでした。というか起きたことは起きたんですが結構精神的ダメージがあって見る気になれませんでした。ライブは12時からだったのでなんとか9時頃には起きて準備して秋葉原に向かいました。二日酔いにならなくて本当に良かったです。

 

入場するとなぜか揚げたパンの耳にジャムつけたヤツみたいなのが置いてあって食べていいとのことでした。昼だけのイベントは行ったことがないんですが多分こういうのは今までは無かったんじゃないかとと思います。たいしたものじゃないですがこういうサービスがあるのは嬉しいですね。味も結構おいしかったです。ゆなさんが受付をされていたんですが入るときに「パンの耳をお食べ…」って言っていたのがなんか面白いというかかわいいというか、ゆなさんらしくて微笑ましい気分になりました。これだけで1000円分くらいの価値はありました。ちなみにチケットは3000円でした。オルスタのライブハウスみたいに追加で500円とられたりすることなくドリンクチケットもついてきたので実質2500円くらいという感じでしょうか。本人から手売りで買える、先に入れる優先チケットは4000円でした。それほどガチ勢というか単推しでもないので今回は一般チケットにしました。えりさんすみません。値段は高くもなく安くもなくという感じでしょうか。ライブの内容を見た後だとあれでこの値段だったら安いなと思わなくもないですがほぼほぼ適正価格かなと思います。

トイレ行ったりパンの耳食ったりしてたらなんだかんだでほぼ最後尾になってしまいました。といってもあの小さいステージなので4~5列目くらいなんですが前に背の高い方が来てしまってほとんど見れませんでした。混雑具合はまあまあといった感じでほぼ満員でしたが極端に圧縮されてる感じもなく、激しくオタ芸したり割り込みしたりという人もいなくて良い雰囲気でした。

ライブ自体は何部かに分けて構成されていて演劇のようにセリフがあったり効果音があったりして物語仕立てな感じでした。独特の世界観があってえりさんらしいというか、他の方にはなかなかない雰囲気でした。

知らない曲も多かったんですが前日のアレのせいもあってか要所要所で結構泣いてしまいました。あんまりライブで泣いたりせずバラードは退屈するタイプだったはずなんですが独特のしっとりした雰囲気もあってか久々に泣いた気がします。

今回は生演奏が入ってのアコースティックパートがありました。楽器はギター、パーカッション(カホン)、キーボード(ピアノ?)に、なんとバイオリンまでありました。アイドル現場ばかり行っていたせいで生バンドがもう珍しいのに加えてバイオリン生演奏を聞ける機会はオタクイベントではほとんどないので貴重な経験になりました。ましてディアステのあの小さいステージで生バンドで聞けるのは楽しいですね。アコースティックパートではゆなさん、ふうりさんもゲスト出演していました。アイカツの人がたくさん見れるのは嬉しいです。生演奏の臨場感とハモりは

途中で「シークレットゲストは来ないからね」と釘を刺されてしまいました。ありえないのはわかりつつもこっそりもなさんが来るのを期待していた自分への私信かな?と思いました。来ないのが当たり前なんですが、やっぱり昨年のれみワンマンのときにシークレットで来てしまったのに自分が行けてないのを未だに引きずっていて期待してしまったんだと思います。途中でシクレはないって宣言されることで逆に安心して見れたので良かったと思います。

 

アコースティックパートが終わると一端休憩が入ってえりさんも衣装チェンジして二部が始まりました。それまでは結構明るいガーリーな雰囲気の曲が多かったんですが一転してダークで激しい感じの曲中心になりました。ここでKOTOKOのsuppurationを聞けました。I've全般、特にKOTOKOは一時期追いかけていたので結構刺さりました。結構盛り上がる曲が多めでした。

途中でれみさんが一応?シークレット扱いで出てくる感じで2人で歌っていました。ストーリー的にはシリアスな感じなのかと思ったんですがあの2人が喋ると自然と漫才っぽくなってしまうのはお約束なんでしょうか。2人とも顔を合わせているときは常に笑顔で仲の良さが改めて伺えました。絵本の中の魔女という設定でれみさんが登場したんですがなぜかライトセーバーで戦いはじめました。最近の魔女は物理攻撃を仕掛けてくるんですね。魔法つかいプリキュアも殴る蹴るやってますからそういう時代なんですね。こういうちょっと意味わからない感じもディアステらしくて面白いですね。

最後にオリジナル曲を歌って終わりました。多分聞いたことがない曲なんですが結構好きな感じでした。

ギャグパート?からのラストソングであっさり終わったのでちょっと後半の盛り上がりに欠ける感じがあったかなとも思いましたが全体的に楽しくて優しくて、しっかり芯があってストーリーがあって良いライブだったと思いました。通常営業時には一人一曲しか歌わないので「この人はこれが持ち歌なんだな」くらいしかわからないんですが何曲も続けて聞くとセトリの構成の選曲やらMCやらから結構いろいろと見えてくる感じがあるので直接話すよりもその人のことがわかるなと思いました。

正直アイカツの担当ではえりさんの曲はそれほど刺さる曲がなくてライブで見てる感じでもそんなに好きになるタイプではないなと思ったんですが直接会ったりこうして自分でつくり上げたライブを見るうちにかなり好きになってしまいました。単に僕が優しくされるとすぐ堕ちるチョロいオタクなだけかもしれませんが自然にしていても人の良さみたいなものが溢れてる感じがして単にかわいいとか歌がうまいとかいうレベルではない安心して応援できる感じがしました。今回のライブではいつもの数倍くらいの比率で女性の方が多かったんですが、女性ファンが多いもなんとなく理解できた気がします。女性から見た女性は結構人となりに敏感というか厳しいというか、男性よりもごまかしが効かない感じがあると思うので本当にいい人なんだと思います。

 

その後のディナーイベントも参加しました。ステージでツーチェキが撮れたりジャックライブがあったりする以外はほとんど通常と同じ感じだったんですがいろいろな方とお話できて楽しかったです。ゆなさんがなぜかメイド服姿に着替えていてお手伝いで常時ウロウロしていたので最高でした。れみさん、えりさんにもなさんのことについていろいろと励まして頂いたりしてかなり気が楽になりました。

 

21時からの最後のジャックライブではなぜかスペースが少し空いていたので前の方に行けて2列目くらいで見れました。またKOTOKOのRe-sublimityを聞けました。普段KOTOKOを歌ってるのを聞いたことがないので結構KOTOKO好きを公言してる自分への私信かと思ってしまいました。さすがに私信ではないと思いますが刺さる曲が来ると嬉しいですね。

3曲目でMCが入って「普段あまりJ-POPを聞かないけどこの曲は最近聞いていて励まされるから歌います」といってSuperflyのbeautifulを歌われました。最初はメロディを聞いてなんとなく聞いたことがあったのであーこんな曲あったなくらいにしか思ってなかったんですが歌詞をちゃんと受け止めて聞いて、もなさんがこういう歌好きだったなとかひょっとしてもなさんに捧げる歌なのかなとか考えているうちに涙があふれて止まらなくなってました。ライブでこんなに泣いたのはもうおそらく記憶にないくらい前か初めてかもしれません。途中でえりさんも泣いて歌えなくなってしまってそれを見てさらにこっちも泣いてしまいました。悲しいは悲しいんですが悲しくて泣いたという感じではなく、運動したら汗が出るように自然に感動して泣いていました。涙は心の汗と言いますが運動して汗を流した後のように心がスッキリとしていて悲しかった気持ちが救われました。後でツーチェキを撮ったときにもなさんを思って歌った曲だと言っていました。自分の周年イベントなのに人のためを思って歌えるえりさんは本当にすごいと思います。その次の曲ももなさんのために歌った曲らしいです。知らない曲だったのとあまりにも泣きすぎてわけがわからなくなってしまって記憶が曖昧になってしまってあまり覚えていませんすみません。最後はまた昼ライブと同じオリジナル曲でした。2回目なのでメロディも少し覚えていてどこか懐かしさのようなものを感じてずっと前から推してきたような感覚になってしまいました。

 

ラストソングにはエタブレを歌われていました。アカペラでアレを歌えるすごさに驚きました。何かのオーディション?を受けたときに歌った曲だと言っていました。他にもっと簡単な曲もあっただろうにあえてエタブレを選ぶことに意識の高さというかすごさを感じました。

 

後でブログに書かれていましたが当日は6時起きだったそうです。アイカツライブの練習で忙しい中、自分でライブを作って早朝から夜遅くまで歌って接客してとこなせるのは本当にすごいと思います。ディアステージ内で行われる昼のワンマンライブは初めて行きましたが本当に楽しめて感動できて行って良かったと思いました。正直言って知名度はほとんどない地下アイドルのイベントなのでそれほど期待はしていなかったというか、あくまでもアイカツのオタクだからどうせアイカツ曲は聞けないイベントだしというような感じだったんですがいざ行ってみたらもちろんアイカツ曲はやらないし知らない曲も多かったんですがそういうジャンルに縛られない純粋な歌のパワーみたいなものが感じられました。もっと知名度も人気もすごくて何万人も動員できるようなアーティストでもただ曲をこなしているだけというか天狗になっている人は多いと思います。このイベントでは本当にえりさんの優しさというかファンへのリスペクトみたいなものが間近で感じられて良いイベントだと思いました。お金使って後悔するのが嫌なので基本的に映画でもイベントでもだいたい良い方に解釈するんですが、今回は純粋に本当に行って良かったと思えました。イベント終演後はどんなに良いものでもだいたい寂しくなるんですが終わった後もえりさんがツイートしていてゆなさんれみさんに笑わせられたりして終わってからも楽しめて良かったです。

 

3月のアイカツミュージックフェスタは本当にアイカツ集大成というか、アイカツというコンテンツ自体一端区切りをつけて完全新キャラ新ストーリーに移行するわけでこのライブが最後になるだろうなという感覚があって行く前から寂しいというか早く見たいけど見たくないという複雑な感情なんですがもし今後STAR☆ANISが解散しても歌の人たちがこうやってライブをやってくれていれば寂しくないなと思えました。今後も他の方も含めてこういったライブイベントに行ってみたいと思いました。もなさんもアイカツからはお別れするわけですがこれからもアーティストとして活動は続けてくれるので決して終わりではないんですよね。アイカツというコンテンツから歌唱担当の方にバトンを渡して、これからも新しいスタートダッシュを切ってきらめくラインを紡いでいって欲しいと思います。